26人が本棚に入れています
本棚に追加
後ろから来た二人の男女、話で聞いただけだが
「エリオさんにキャロさん、ですよね。」
「うん、君が山田君だよね?はじめまして、エリオ・モンディアルです。」
赤毛で零よりも身長が高い少年エリオ
「はじめまして、キャロル・ル・ルシエです。よろしくね?零君」
桃色の髪で零よりも身長は低い少女キャロ
「はい、僕は山田零です。なのはさんとフェイトさんにお世話になっている者です。」
「そんなかしこまらなくてもいいよ、さん付けとかもしなくていいよ?」
とキャロが言うが・・・
「いえ、年上には敬語を使うのは基本ですから」
「そっか・・・よろしくね?零君」
それからお昼まで大人組はアスレチックでトレーニング、子供組は川遊びに
「あっ、僕水着持ってない・・・」
「零!なのはママがこれって」
ヴィヴィオからなのはさんからの袋を開けると
「水着だ」
黒のトランクスタイプの水着があった。
「これで零も泳げるね!」
「うん、行こうか」
「私いっちば~んっ!」
「あーリオずるいっ!」
各々、自分の水着を着て川へ
「はっはっはっ、子供は元気だな」
「いや、お前はもうちょいはしゃげよ」
零は木陰にマットを敷いて、寝転ぶ。
「お前はなんつーか、いつも遠くから見てるな」
「なにをですか?」
ノーヴェと話す。
「お前はいつも一歩下がって、ヴィヴィオ達を見てる。それを見て・・・お前は寂しそうに笑うな」
「・・・そうですか?」
「たま~にお前が練習に来るたびにお前だけいつも離れて練習してるぞ」
「そりゃ流派とか違うし」
「学校も、ヴィヴィオ達とは別なんだろ?」
「友達がいないんですよ」
「コロナとリオはお前と話したがってるぞ・・・つーか、なんで私が『どうやったら零と仲良くなれるだろう?』って相談受けてるんだ」
「とか言いつつ、ちゃんと相談を受けてあげるノーヴェさんカッコいい!そこに痺れる憧れるぅ!」
「そ、そうか?」
「そうですよ、さすがノーヴェさん!カッコいいぞ!」
「いや~って!話をそらすな!」
「バレたか」
最初のコメントを投稿しよう!