オフトレーニング

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後ろから来た二人の男女、話で聞いただけだが 「エリオさんにキャロさん、ですよね。」 「うん、君が山田君だよね?はじめまして、エリオ・モンディアルです。」 赤毛で零よりも身長が高い少年エリオ 「はじめまして、キャロル・ル・ルシエです。よろしくね?零君」 桃色の髪で零よりも身長は低い少女キャロ 「はい、僕は山田零です。なのはさんとフェイトさんにお世話になっている者です。」 「そんなかしこまらなくてもいいよ、さん付けとかもしなくていいよ?」 とキャロが言うが・・・ 「いえ、年上には敬語を使うのは基本ですから」 「そっか・・・よろしくね?零君」 それからお昼まで大人組はアスレチックでトレーニング、子供組は川遊びに 「あっ、僕水着持ってない・・・」 「零!なのはママがこれって」 ヴィヴィオからなのはさんからの袋を開けると 「水着だ」 黒のトランクスタイプの水着があった。 「これで零も泳げるね!」 「うん、行こうか」 「私いっちば~んっ!」 「あーリオずるいっ!」 各々、自分の水着を着て川へ 「はっはっはっ、子供は元気だな」 「いや、お前はもうちょいはしゃげよ」 零は木陰にマットを敷いて、寝転ぶ。 「お前はなんつーか、いつも遠くから見てるな」 「なにをですか?」 ノーヴェと話す。 「お前はいつも一歩下がって、ヴィヴィオ達を見てる。それを見て・・・お前は寂しそうに笑うな」 「・・・そうですか?」 「たま~にお前が練習に来るたびにお前だけいつも離れて練習してるぞ」 「そりゃ流派とか違うし」 「学校も、ヴィヴィオ達とは別なんだろ?」 「友達がいないんですよ」 「コロナとリオはお前と話したがってるぞ・・・つーか、なんで私が『どうやったら零と仲良くなれるだろう?』って相談受けてるんだ」 「とか言いつつ、ちゃんと相談を受けてあげるノーヴェさんカッコいい!そこに痺れる憧れるぅ!」 「そ、そうか?」 「そうですよ、さすがノーヴェさん!カッコいいぞ!」 「いや~って!話をそらすな!」 「バレたか」
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