オフトレーニング

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「んん!まぁとにかくだ、もう少しあいつらの中に入ってもいいんじゃないか?」 「女子のグループの中にねぇ・・・」 「まぁそれは男子にはきついのかもな」 少し考え・・・ 「・・・つまり、僕はみんなに心を開いていないと?」 「まぁそうなるな、私個人の意見だがな」 自分の考えを話してみる。 「寂しそうに笑ってるのか、僕」 「そこに関しては、ヴィヴィオもコロナもリオもアインハルトも気づいてるぞ」 「そうか・・・寂しいのか僕」 うつむき気味に肩を落とす零 「そっそんなしょげることないだろ!」 「いや、自分の気持ちって案外気づいてないものなんですね。」 寂しかった・・・気がする。 「アインハルトさん事件終わって、アインハルトさんと仲良くなるヴィヴィオ達見てたからかな」 毎日が楽しそうなヴィヴィオ達を見て・・・ 「羨ましかったんだ、眩しいくらいに輝いてるヴィヴィオ達が」 「零・・・」 川で遊んでいるヴィヴィオ、コロナ、リオ、アインハルト、ミウラ、ルーテシア みんな楽しそうだ・・・、 零はみんなを見てまた寂しそうに笑う 「混じりたいか?」 ノーヴェが聞く、 「混じりたいんでしょうね、でも自分から混じりに行く勇気がないや」 結局意気地無しなだけだ 「・・・だったらだ」 ガシっ! 「ん?」 足を持たれた 「私が背中を・・・」 グルングルン!! 「わぁあぁぁ!?」 回された 「押してやらぁ!!!」 バッ! 「わぁ!!」 投げられたぁ!! バッシャーン!! 川に真っ直ぐ落ちた。
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