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零「少し上がるか」
ミウラ「そうですね」
川から上がり、『水切り』をするヴィヴィオ達を見守る。
「みんな楽しそうだな」
「零さんは楽しくないんですか?」
「楽しいよ・・・でもさっきさお前は離れて寂しそうにみんなを見てるな、って言われちゃってな」
「それらボクも感じてましたよ」
「あはは、お見通しか・・・でも分かったんだよ、確かに寂しいかもしれないけど・・・」
ザバァァ!!
アインハルトさんの水切りのしぶきがかかった・・・
ピタっピタっ・・・水が滴る
「それでも僕・・・いや、"俺は"みんなの笑顔を見てるのも好きなんだと思う」
いつもは僕という口調を俺に変える、それは本心の現れであった
「みんなの笑顔を?」
「うん、寂しそうに見て混ざりたいとも思う・・・けどさ笑顔を見るのも好きなんだよ、なんでかは分からないけど」
ヴィヴィオ達は楽しそうに笑う、アインハルトさんだけは少し表情がゆるくなってきた気がする
隣をみると少しミウラの頬も微笑んでいる。
それを見ていたら嬉しく思う。
たとえ自分に関係がなくとも。
「ボクの笑顔でもいいですか?」
「もちろん大歓迎」
ミウラの笑顔を見て、僕も微笑む。
互いに笑顔のままもう一度川にはいってゆく
そしてたくさんの笑顔につつまれる。
さて、もうすぐお昼御飯だ
みんな笑顔で戻ろう、オフトレーニング中ずっとずっとみんな笑顔で
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