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勝ったのは姫川先輩だった。
というわけで僕達はゲームが売っているコーナーに行き、そのすぐ近くにCDショップがあったので僕はそっちのほうに行かせてもらった。
「えーと…。あ、あったあった」
僕が探していたのは有名なバンドの新曲だ。
「安達君はどんな曲買うの?」
「あ、ああ薫か」
「どうしたの?」
「いや別に」
わりと近い距離に美少女(に見える美少年)がいてびっくりした。
「これを買うつもりだけど」
「へー。こんなバンドいたんだ」
「え、知らない?結構有名なバンドなんだけど」
「ご、ごめんね…。ぼくあんまりこういう曲聞かないから…」
「別に謝るほどのことじゃないから大丈夫だよ」
「うん、ありがと」
「で、なんで薫はここに?」
「んー、ただなんとなく安達君といたいなーって思ったんだけどダメだった?」
「全然ダメじゃないよ。そっちこそ僕といて楽しい?」
「うん、楽しいよ。ぼく安達君と話してるの好きだから」
「そ、そうなんだ」
あーもう、なんで薫はこんなに可愛いんだろ。
(((なんなんだよあのカップル…)))
さっきからずっと周りから視線を感じるんだけど。
「引っこ抜かーれてー戦っーてー♪」
「夏紀上機嫌」
「だってすごい欲しかったんだもん!って咲夜何やってんの?」
「なんなんだよあのカップル…」
視線を送る人がここにも1人。
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