“ れもん喫茶

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目を開けると 真っ暗で何も見えなかった。 そう、段ボールの箱が 丁度私の顔をかぶせていた。 彼は段ボールを持ち上げてくれた。 「 あっ血が出てる」 彼はそう言うと絆創膏を貼ってくれた。 私はこうゆうのに弱い。 胸が苦しくて苦しかった。 「 あ ありがとう」 下を向きお礼を言った。 華恋達がいる事を忘れていた 私は急いで階段を降りた。 やはり二人の姿は見渡らなかった。 ため息をつきながら二階へ上がる。 奥から物音が聞こえる。 ギシギシ音を立て向かう。 さっきの人だ! あれがまさか翔太って人かな。 「 あ どーも」 「 今日から働く子っしょ?」 落ち着かない状態で返事を返した。 「 はい!千尋です。よろしくお願いします」 彼は段ボールを渡してきた。 「 これ下に持っていって」 いきなりすぎて驚いたけど、 急いで下へ持っていった。 ガシャーンと大きい物音がした。
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