“ 彼の正体

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そして神地公園へ向かった。 先輩はブランコに座っていた。 「 先輩…」 先輩は何か落ち込みながら 顔をあげる。 「 急にごめんな…のぞみの事なんだけどさ、」 のぞみ先輩のこと? 「 何かあったの?」 彼はゆっくり口を開いた。 「 あいつさ、いま行方不明で」 「 え どゆ事…」 「 俺にも何も言わずに出てった。あいつが今まで俺に内緒で出ていく事は絶対なかった。だから何かあったんだと俺は思う。」 のぞみ先輩と翔太先輩は 小さい頃からの幼なじみらしい。 「 あれから連絡もとれんで」 のぞみ先輩… 何もないよね?信じてる…
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