“ れもん喫茶

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れもん喫茶 … 人通りの少ない場所にOpen したばかりの小さなお店。 映画に出てくるような建物で 周りには生き生きしたお花。 だが見た感じ人が出入りしてる ようには全く見えないのだ。 私は毎日行き来するが 入る勇気が出ず結局帰宅してしまう。 そう かなりの挙動不審 飯島千尋 (16) 高校一年生 明日は必ず入ってみせる。 そう決意し布団を潜る。 眩しい光が私を照らす。 目をこすりながら階段を降りる。 いってきます。 重いドアを開け学校へ向かう。 れもん喫茶は近所にある為 毎日二回は通り過ぎる。 その度にいつも 目を見開きながら見る。 私はれもん喫茶にいつしか 興味を持つようになっていた。 下駄箱へ着くと靴を履き替え 教室へ向かう。 その途中にいつものメンバーの 一人 華恋 に遭遇した。
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