“ れもん喫茶

5/11
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
れもん喫茶へと歩き始める。 着いたら着いたで 周りをウロウロする私。 すると店内から人が出てきた。 はじめてその光景を目撃した私は 驚きのあまり壁の隙間に隠れた。 だが相手にバレてしまったようだ。 「 ちひろちゃん」 何で私の名前を知ってるの? そんなに目立ってた訳じゃないし 怖さのあまり逃げようとした。 「 す…すいま」 「 れもん喫茶寄ってかない?」 私が喋ろうとしているのに彼は まるで無視をしているかのようだ。 この時はじめて顔を上げた。 私は何も言葉が出なくなった。 そう 一目惚れ をしてしまった。 私は彼に無理矢理引っ張られ れもん喫茶に入ってしまった。 これがれもん喫茶に 入るきっかけになった。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!