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れもん喫茶へと歩き始める。
着いたら着いたで
周りをウロウロする私。
すると店内から人が出てきた。
はじめてその光景を目撃した私は
驚きのあまり壁の隙間に隠れた。
だが相手にバレてしまったようだ。
「 ちひろちゃん」
何で私の名前を知ってるの?
そんなに目立ってた訳じゃないし
怖さのあまり逃げようとした。
「 す…すいま」
「 れもん喫茶寄ってかない?」
私が喋ろうとしているのに彼は
まるで無視をしているかのようだ。
この時はじめて顔を上げた。
私は何も言葉が出なくなった。
そう 一目惚れ をしてしまった。
私は彼に無理矢理引っ張られ
れもん喫茶に入ってしまった。
これがれもん喫茶に
入るきっかけになった。
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