恋の方程式 *

“ れもん喫茶

のぞみ先輩かっ。
それにしても二人きりって…

周りを見渡すと、
ホワイトボードらしきのを発見。

れもん喫茶 特製 れもジュー

れもジューって何か響きがいい。
一人でにやけていた。

「 じゃじゃーん」

私の目の前におかれたコップ。

見た感じ薄黄色で水飴みたく
ドロっとしていて仕訳にはストロー。

意外に美味しそうだし
香りも甘酸っぱい感じ。

「 飲んでみてよ」

言われなくたって飲むし。
少しふてくさりながら一口。

な なにこれ…
結構ハマる味かもっ。

れもんがこんなに美味しいとは
思ってもいなかった。

「 先輩…これ超美味いっす」

あまりの美味さに感動。

「 だろ？ちひろちゃんとは好みが似ているのかもー」

先輩も嬉しそうだった。

やばい先輩笑わないで。
笑顔可愛いすぎて惚れちゃう。

一人勝手に惚れていた。

その後も学校帰りれもん喫茶に
寄っては楽しんでいた。

いつしか 好き に変わっていた。