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｢いらっしゃいませ！２名様ですか？？｣
店員さんが笑顔で言ってくる
俺は、はいとだけ答えて席に連れていってもらった
その席は四人座れる対面式のテーブル
当然向かい合わせに座るんだと思い俺は奥の方へ座った
そして藤宮さんは手間の席……だと思ったが藤宮さんは違った
藤宮さんは俺の真横に座ってきた。
｢あっあれ！？藤宮さん！？｣
照れて顔が赤くなる
｢ん？なにかな？｣
不思議そうに首を傾げる藤宮さん
これは……カップルに見えてしまう！
いやいや、そもそも今のこの現状だけではない、二人で遊ぶ、それはデートになるんじゃないか
藤宮さんは気にせずにメニューを広げて選んでいる
｢うわぁ~！美味しそうだね！どれにしようかなぁ？｣
……どうしよう！近い！
俺は藤宮さんに一言言ってトイレに行った
戻ってから俺は元の位置ではなく藤宮さんの正面に座り直した
｢あ！長谷君、私はイチゴパフェとドリアにしたよ！あっ！二人で１つサラダも注文しようか！｣
｢あっ！うん！俺は……バナナパフェとミックスグリルのライス付きでいいかな、あと２つドリンクバーも頼もうか！｣
｢ドリンクバー！うん！そうだね、パフェは食べてから注文しようか｣
藤宮さんは横のボタンを押し、店員を呼び、なんと俺の注文までしてくれた
普通は俺がしないとダメだよなぁ
注文をいい終えた藤宮さんは俺の顔を見てクスリと笑った
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