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「そういえば桐生君とはこういう所来たりするのかな?」
突然藤宮さんはそんなことを聞いてきた
「ショーゴとはたまに来るかな?あいつと来るとすぐ帰るとか言い出すからあんまり楽しめないけどね~。奢らされるし」
「桐生君らしいね!」
クスクスと可笑しそうに笑う藤宮さん
「ショーゴは世話焼きだから、絶対に来てくれるしね~。」
二人でショーゴの話をしながら次のお店に向かった
そこは薬局
「薬局って独特な匂いするよね~!お薬の匂いかな?」
「確かにするね!どうだろう?」
すると藤宮さんは何かを見つけて走って行った
「長谷君長谷君!これこれ!」
「え?これがどうしたの??」
その品物はワックスだった
「ワックスっていろいろあるんだね~、ベタベタするなんて長谷君の髪の毛触った時はじめてわかったんだよ~」
「あ……あの時ね」
あの時とは、勉強を藤宮さんとしている時足を滑らせ藤宮さんにかぶさるように倒れてしまった時があった
その時に髪の毛についていたホコリを取ってくれた、その時のことだろう
「長谷君はどれを使ってるのかな?」
「俺はこれといって決まってはいないかな」
「そうなんだ!あっ、お試しがあるよ?どういう風になるのかな?」
「藤宮さんは付けない方が俺はいいと思うよー、女の子用のワックスもあるけどね」
ジー
「藤宮さん?」
何故か藤宮さんはこちらを見ている
すると、お試し用のワックスを手に取り始めた
「えーと、手にとったらそれを薄く手のひらでのばします」
‥‥?
「長谷君!」
「はいっ!?」
「えーいっ!」
なんと藤宮さんはのばしたワックスを俺の髪に付けてきた
「ふっ藤宮さん?」
「長谷君ちょっとこっちきて!」
藤宮さんに呼ばれ椅子のあるところに連れていかれた
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