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昼休みが終わり俺と藤宮さんは屋上から
教室に向かった
五六時間目が終わりホームルーム。
井上(先生)が連絡をすまし号令
クラスの人たちは教室をぞろぞろと出ていった
俺は一緒に帰ろうと藤宮さんを探した
しかし藤宮さんの姿が見当たらない
辺りをキョロキョロと見回る
いない
(先に帰っちゃったのかな)
そんなことを考えていると後ろから肩を誰かに叩かれた
「表情に出すぎ気持ち悪い」
そこにいたのは親友の桐生将吾だった
こいつは、無口でいつも一人でそりゃあちょっとはかっこいいと思う……いや、思いたくねー!中学の時に友達になった。思ったことをズバズバ言うキツイ奴だけど何かと相談にのってくれる
「ううううるせーな!ショーゴが顔にでなさすぎんだよ!」
「ちっ……」
「あっ!?今舌打ちしただろー!?ちって!?」
「……藤宮ならとっくに帰ったぞ」
「くそ~、その魚みたいに死んだ目が俺の心を見通しているんだな……」
「いや、お前が分かりやすいだけだから」
「うっ!?はぁ…、帰ろーぜ」
俺は何を言っても勝てないと思い言い返すのをやめた
そのあと二人で自宅へと帰った
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