友達との祝日。

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俺は以前来たことがあるから藤宮の家を知っていた 買い物ついでに寄っただけ インターホンを鳴らす 「ハーイ!」 家の中から慌てて出てきたのは 藤宮母 「ども、いきなりすいません」 「あれ?君は香織の友達の将吾君だったわよね?」 「はい、藤宮……香織さんいますか?」 「いるわよ?香織ー!」 藤宮母が藤宮を呼ぶ 「お母さん何?」 「お友達よ?」 俺を見た藤宮は少し顔がひきつり 後ろに少し下がった まだ怖いのかよ…… 藤宮はどうしてか俺が怖いらしい 関わらなければいいのにと思うが友達になりたいそうで。 「どっどうしたの桐生君……?長谷君は一緒じゃないの?」 「ちょっと話があるので二人にしてもらえますか」 そういうと藤宮母は奥へと戻って行った 「桐生君?長谷君は?」 「残念ながら俺一人だ。」 残念そうな顔をする藤宮 「お前ら明日出掛けるって言ってたけどさぁ、待ち合わせ場所は?時間は?」 藤宮は硬直した 予想は的中したみたいだ 「わっ忘れてた!!!どうしよう……」 「……明日、駅の前に12時、長谷にも伝えておく。いいな?」 「えっあっ……うん!」 「じゃ」 「待って!桐生君!」 俺は振り返った 「ありがとう……やっぱり桐生君は友達思いだね!」 ……実際世話焼いてんだ、そうなんだろ 後ろを向きながら俺はただ一言だけ伝えた 「バーカ。これっきりだよ」 そのまま家に向かって歩いた 俺ってマジいーやつ
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