ふたり

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僕はハチ公前で待っていた 10分は約束の時間がすぎ、メールもないから、明子が来るのか、正直心配になってきた 自分からメールをするか? いや、明子ちゃんを信じよう 僕はとてつもなく長い時間に感じ、まるで自分がハチ公になったような気がした 瞬間、視界が真っ暗になった 「だ~れだ?」 「明子ちゃん」 「えへへ、簡単すぎちゃった」 振り向くと、いつもの、とてもうつ病だとは信じられない、明子ちゃんの明るい笑顔があった
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