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少しずつ視界は色を取り戻しつつあった。
そして、最初に異世界で見たものは、大きい樹だった。孫悟空の能力の一つ、と言っても良いのかわからないが気を察知する能力を使う。
すると、目の前にあるこの大きい樹は世界に沢山の魔力を注いでいることが分かった。
この事から多分モ○ゲーの小説でいう世界樹だと思う。………枝を何本か貰えないだろうか??
モ○ゲーの小説通りだったら、多分世界樹に意思があるはずだが、どうだろう。一応話し掛けてみる。
「あなたは世界樹で良いのだろうか?
もし世界樹だとするのなら枝を何本か頂きたいねだが………。」
俺がそう言うと、目の前の世界樹が揺れ、枝を6本落としてくれた。
『良いですよ。持って行きなさい、異世界の者よ。』
どうやら、こっちの事情を知ってるらしい。
『………今、神から交信があって、君に知識を渡すのを忘れてた!と言っていたのだが、どうする?』
「そうですね………。
取りあえず、基礎的な知識をくれると嬉しいですね………。」
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