転生

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~回想~ ピピピッ 携帯のアラームがなる。 「………眠い……。」 俺の名前は西條命。 某医療系漫画の最初の方の主人公と同じ名前であるが、俺にはその主人公のような妄想ry……能力はなく、手先が異常に器用なのと、何故か声帯模写能力があるくらいの普通の高校一年生である。 ちなみに誕生日は4月5日だったりする。……えっ?どうでもいい?……ですよねぇ。 じゃあ自己紹介はこの辺にして、そろそろ下に降りますか……。 制服(ブレザー)に着替えてから下に降りると、階段の前に親父こと、西條厳篤(さいじょうげんとく)が威厳たっぷりと立っていた。 「…………おい、命。」 「なにさ、親父? もしかして………、また愛里さんになんかした?」 俺がそう親父に問い掛けると、親父は額にじわりと汗を滲(にじ)ませた。 そしてこの時、俺は思った。「あぁ、親父、なんかしたな。」と。
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