99人が本棚に入れています
本棚に追加
~回想~
ピピピッ
携帯のアラームがなる。
「………眠い……。」
俺の名前は西條命。
某医療系漫画の最初の方の主人公と同じ名前であるが、俺にはその主人公のような妄想ry……能力はなく、手先が異常に器用なのと、何故か声帯模写能力があるくらいの普通の高校一年生である。
ちなみに誕生日は4月5日だったりする。……えっ?どうでもいい?……ですよねぇ。
じゃあ自己紹介はこの辺にして、そろそろ下に降りますか……。
制服(ブレザー)に着替えてから下に降りると、階段の前に親父こと、西條厳篤(さいじょうげんとく)が威厳たっぷりと立っていた。
「…………おい、命。」
「なにさ、親父?
もしかして………、また愛里さんになんかした?」
俺がそう親父に問い掛けると、親父は額にじわりと汗を滲(にじ)ませた。
そしてこの時、俺は思った。「あぁ、親父、なんかしたな。」と。
最初のコメントを投稿しよう!