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茉奈と再会し、狩弥と友人になった次の日。
柚華は、散歩に出かけていた。
柚華(以下、柚)「今日は何かいい人と会いそうな予感がする♪」
意気揚々と歩き出す柚華。
と、
?「もし、そこのお嬢さん」
声を掛けられた。
柚「ん?な~に?」
ニコニコと愛くるしい笑みを浮かべ声の主に振り向く。
そこには、
?「(何でしょう!この柔らかい笑みは!!)」
和服姿の青年が固まっていた。
柚「(おぉ、江戸の人だ!)初めまして!ボクは高槻 柚華!!宜しくね!」
固まっている青年に元気よく挨拶する柚華。
と、
?「あ、あぁ。私は累と申す者です。どうぞお見知りおきを」
丁寧に返事が来た。
柚「累おにーさんかぁ!…もしかして、その格好は、江戸のお侍さん!?」
和服=侍となっているのかいきなり格好について言及する柚華。
累「いえ、私は武士では御座いません。」
不躾な質問にも丁寧に答えてくれる累。
柚「おにーさん、何か、不思議な感じがするね~。まるで狐さんみたいな感じ!!」
そう、柚華が無邪気に言った瞬間、
累「ーっ!」
累は驚いたように動きを止めた。
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