顔合わせ④ 累 編

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茉奈と再会し、狩弥と友人になった次の日。 柚華は、散歩に出かけていた。 柚華(以下、柚)「今日は何かいい人と会いそうな予感がする♪」 意気揚々と歩き出す柚華。 と、 ?「もし、そこのお嬢さん」 声を掛けられた。 柚「ん?な~に?」 ニコニコと愛くるしい笑みを浮かべ声の主に振り向く。 そこには、 ?「(何でしょう!この柔らかい笑みは!!)」 和服姿の青年が固まっていた。 柚「(おぉ、江戸の人だ!)初めまして!ボクは高槻 柚華!!宜しくね!」 固まっている青年に元気よく挨拶する柚華。 と、 ?「あ、あぁ。私は累と申す者です。どうぞお見知りおきを」 丁寧に返事が来た。 柚「累おにーさんかぁ!…もしかして、その格好は、江戸のお侍さん!?」 和服=侍となっているのかいきなり格好について言及する柚華。 累「いえ、私は武士では御座いません。」 不躾な質問にも丁寧に答えてくれる累。 柚「おにーさん、何か、不思議な感じがするね~。まるで狐さんみたいな感じ!!」 そう、柚華が無邪気に言った瞬間、 累「ーっ!」 累は驚いたように動きを止めた。
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