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柚「…?どーしたの?」
突然動きを止めた累を訝しがる柚華。
累「あの、先に一つだけ聞きたいことがございます。」
そう言って、近くの電線に止まっていた雀を見ながら累は
累「ふっ!」
アビリティを発動した。
と同時に狐のような耳と尻尾が現れ、
累「(*******)」
雀を見つめながら時々なにかを呟き始める累。
そして。
累「…柚華さん。貴女は昨日この近くで背の高い女性と顔立ちの良い男性とお話ししていましたね?」
そう、柚華に語りかけた。
柚「え、何で知ってるの?」
ソワソワし、目線を泳がせながら聞き返す柚華。
そんな柚華の姿に何を感じたのか悲しげに累は告げる
累「私の あびりてぃ というのはこのように、“狐の様な姿に変わり、動物と会話をする”というものなのです。…すいません。こんな面妖な者が話しかけてしm(柚「うわぁ!もぉ我慢できないよぉ!」)… はい?」
自嘲するように自分の力を語る累の言葉を遮り、柚華が叫ぶ。
柚「累おにーさん その尻尾とお耳をモフモフさせて下さい 良いですよね え、良い どうもありがとうございます モフモフを嫌う人間はいませんし 大体狐さんモフモフマジ最高!」
物凄くキャラが変わりながらシャウトする柚華。
そんな柚華に累は
累「え?え?え?」
軽くパニックに陥っていた。
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