顔合わせ⑤ 笹木 奈都 編

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四日目。 朝早く目覚めた柚華は、唐突に。 柚華(以下、柚)「そうだ、森に行こう!」 そう言って家を飛び出した。 ○十分後○ >学校近くの森。 柚「到着!」 …家から悠に五キロは離れている森に息ひとつ切らさず走ってきた柚華。 柚「何か無いかな~。」 疲れた素振りも見せずテクテクと歩き出す。 その時、 「うわぁああ!」 森の奥から聞こえてきた幼い悲鳴。 柚「うに?何だろ?」 悲鳴が聞こえた箇所まで走り出す柚華。 …疲れ知らず、という話ではない気がするが… >おっと、閑話休題。 ものの数分で森の奥に到達した柚華。 そこには 犬「グルル!」 普通に何処にでもいる犬と、 ?「うぅぅ。」 犬にしがみつく半べその幼い少女(?)。 そして、 フラグメント(以下、フ)「キチキチキチ!」 一人と一匹を見据え、耳障りな声をだしている蟷螂のような形のフラグメント。 柚「…どういう状況だ!?」 思わず突っ込みを入れる柚華。 その声を聞いたのか フ「キョキキ?」 柚華の方に複眼を向ける蟷螂フラグメント。 それに対し 柚「あ~あ。別に助ける気がない訳じゃないけどさ…何でボクを狙うのさ。」 ボヤきながらも拳を握る柚華。 そして。
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