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臨戦態勢に入ったのを確認してか、フラグメントが急に飛び込んでくる。
フ「きゅあー!!」
しかし、飛びかかって来たフラグメントを正面から義春が思いっきり突く。
フ「ふきゅあっ!」
後ろに飛び退くフラグメントを
柚「どかーん!」
緊張感0の掛け声をあげて柚華がぶん殴る。と、何時の間にか柚華の両腕に顕れていたガントレットが光を“反射”し、フラグメントの羽を切り落とした。
フ「きゅあぎゅー!!」
叫びを上げて逃げようとするフラグメントを接近していた義春が傘で叩き切った。
フ「ぴ…」
パァッと光の粒子になり消えていくフラグメント。その場には薄く光る宝石みたいな物が落ちていた。
義「…はぁ。これは俺の記憶の欠片じゃ無いみたいだ。」
柚「んー。ボクのでも無いかな。」
残念そうに呟く義春と対称的にあっけらかんと言った柚華。
義「さて、これは誰の記憶の欠片か分かんないし。一応君に預けておくね」
ポンと柚華に記憶の欠片を渡し
義「もうすぐで俺の家だ。とりあえず、ここら辺で別れようか。」
サラッと言って歩き出す義春。
柚華は、渡された記憶の欠片をいそいそとスカートのポケットに仕舞うと、
柚「うん。そうだね。って、ボクの家の前じゃん。」
戦っていた場所が自宅の前であることに軽く驚き、
柚「じゃあまた今度お話ししようね!!バイバイ!」
義春の背中に手を振りながら家に入っていった。
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