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「さて、さっそくだけど本題に入らせてもらうわ。
マゴスの仕事はレンから聞いているわね。
最近、この街で体長5mくらいの水龍が目撃されているの。
もともと、この街にはモンスターなんていなかったから、どこかの神が新たに生み出したんだと思う。
そこで、今回あなたの初任務として、私とレオンと一緒にこの街で目撃されている水龍の調査をして欲しいの。
嫌とは言わせないからね。」
「はっはい……」
セラからの言葉の圧力に聖奈は頷くしかなかった。
「ところで、レオンさんって誰ですか?
セラさんの知り合いですか?」
「セラさんって言わなくてもいいよ。
セラって呼び捨てて頂戴。
あなたとは長い付き合いになりそうだから。」
ここで、セラは笑みを浮かべる。
「レオンは……ちょっとした友達。
フルネームはレオン・シェイド。
そうそう、紹介し忘れてたけど、さっきのメイドはシフォン・ロゼッタ。
一応私のサポーターよ。
かなり頼りないけどね。」
セラは持っていたロイヤルミルクティーを皿の上に置いた。
「さて、任務は今夜よ。
それまでに、レオンと合流して、せめて剣の練習でもしましょう。」
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