16人が本棚に入れています
本棚に追加
/107ページ
一方、その頃。
風雷達モンスターはセラの家にいた。
闘技場に行ってもモンスターには武器は必要無いので意味が無い。
いつまでも聖奈の世話をしている訳にもいかない。
(あなた達も気づいていると思うけれど。
今、500年前の出来事が繰り返されようとしているわ。
多くの神々は聖奈が覚醒し始めた事に気づき、完全な復活をする前に消そうとしているのよ。
他の神々も決して暇ではないから、すぐには襲ってはこないでしょうけど、その時は遠くはないわ。
この本部だって安全とは言い切れないのよ、だからその時までに仲間を集めて、神々との聖戦に備えなくてはならないわ)
セラの家に集まった数十体のモンスター達が風雷の演説に耳を傾ける。
(今こそ、世界中のマゴスとモンスターを集め、戦いに備えるのよ。
よって、本部にいるモンスターは明日から仲間を集めるという任務をこなしてもらうわよ。)
ここで、地獄の番犬であるケルベロスが風雷に質問した。
(しかし、モンスターが一斉に本部からいなくなれば、万が一そのタイミングで敵が襲ってきた時に戦力が足りないのではないか?)
(そうかもしれないわ。
けれど、今敵が襲ってきても結果は同じよ。
これから起きる聖戦に勝つためには仲間を増やす事は必須よ。)
最初のコメントを投稿しよう!