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目覚めた時、自分の身体がいつもと違う気がした。
すごく動かしやすくて軽い。
緋炎を待たせるのは悪いと思い、急いで家を出た。
(夜まで時間が無い。
手短に教えるから、着いてくるといい。)
聖奈が外へ出るなり緋炎はそう言った。
夢で見た時と同じく、緋炎は大きくかっこよかった。
女の子なのが勿体無いくらいに。
聖奈は緋炎に案内されるままについて行った。
2人がやって来たのは闘技場。
(さて、任務の時に疲れて戦えないと困る。
ほどほどにやること。
あなたはとにかく私を倒しに来ること。)
緋炎はそういうと、いきなり飛び上がった。
(何をしている。
やらないのなら私から行く。)
次の瞬間、緋炎の口から灼熱の炎が放たれた。
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