言い訳生活が崩れる瞬間

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いきなり呼び捨て。僕そこまで、彼女のこと知らないし、名前も知らない。ここは、早く帰らないと。 「ごめん。用事あるから、じゃあね」 「あ、待って!」 彼女が何か言ったが帰る。恐いから。 翌日、昨日の宿題を提出し、教室に戻ろうとしたら、昨日ぶつかった彼女が居た。 「おはよう。健吾」 「おはよう」 「ちょっと、話しあるから、屋上行きましょう」 「良いけど何で?」 「ここじゃ話せないから、屋上行くの」 何だ?昨日こと怒ってるのか?屋上に行ったら、ヤンキーが行って、殴られるのか。彼女、顔はいいから、ヤンキーと中良さそうだ。 そんな事考えている内に屋上に着いてしまった。ヤバい!まだ、言い訳を考えてなかった。周りを見渡したがヤンキーはいない。なら、殴られる心配はない。あとは彼女の機嫌を直せばいいんだ。
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