その先は、

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「やけど?」 でもしたのだろうか。 舌先がチリチリ、チリリと痛みのようなものを訴えている。 ひゃけど、と聞こえてきた自分の声なのに、こもったそれを的確に読み取って笑みを返してくれる男の顔を俺は手の平の上から見つめた。
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