舌先

その先は、

そう、良かれと思ってしていた表情だが、
「明信？」
やはり無理は、無茶で、別の所に負担がかかっただけであまり意味がないらしい事を知る。
それはつまり、当てはめるなら悪いのは自分なので仕様がなく転換先がないのがたぶん全て顔に出ている。
きっと今の俺はそうとう不機嫌な面をしているんじゃないだろうか。
「ひぃへあぎ」
そんな俺の顔を後ろから覗きこみ、英明は両肩に手を乗せてきた。