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昔の口調で言えば、キルリはキョ
トンとした後にこらえる様に笑っ
た。昔からのキルリの癖だ。
そう。普段も本物だが、俺達の前
と言えばこのキルリがしっくり来
る。
｢随分勝手じゃないか 赤
そうやって、気を紛らわすつもり
かい？｣
｢どっちが勝手かねー
いきなり口調を変えて現れた氷山
さんイヤ…【神隠し】さんの方が
随分勝手じゃないか｣
｢あはは、それはそれは。
変えないと逃げれなかったからね
俺も赤も雪都も｣
懐かしむ様に空を見るキルリ。
俺様はため息をつきながら、煙管
を吹かした。
｢旦那に見せないのか？
こっちのあんたを｣
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