赤と神隠し

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デカイデカイ屋敷。 そう、それはデカイ屋敷だった。 「なんで俺様と知らない奴らなん だよ!何処だ此処は!!」 「五月蝿い 黙りなよ」 「五月蝿い 黙りなよ」 突如の声に振り替えれば、メイド 服を着た2人の子供がいた。1人 はつぎはぎでオッドアイ、1人は 人形のように綺麗な奴らだった。 「神隠し様がお眠り中だ静かにせ よ」 「神隠し様がお眠り中だ静かにせ よ」 同じ事を同時に言う子供。 「ボクはモーゼ」 「ボクはナツメ」 「貴方を神隠し様の所まで導く者 」 「貴方を神隠し様の所まで導く者 」 どうやらとんでもない奴に会って しまった様だ。 こいつらが言うには、神隠し様と やらは…肉体を傷付けずに補食す る奴らしい。なんでも魂ではなく 、地上で生きるための時間を食べ て延命しているのだとか…質が悪 い。 得体の知れない気持ち悪い者なの かも知れない…神隠しに過去、落 ちて、また落ちた。 なら、最後くらいは神隠しとやら の面を拝んでやる。
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