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ガバッと勢いよく起き上がった。
あの夢だった…。
体が強ばるほど、嫌だったもう1
つの時代…その夢だった。
「烙印…見られたら…アイツらも
俺様も捨てられる…のかね
なぁ…氷山兄弟 いや、今はキル
リとユーロだったか」
小さく笑った。
腰にある烙印に触れた。
今尚、差別対象な烙印を隠す為に
着物は持ってこいだった。
キルリも足の付け根に近い場所、
ユーロも左肩に烙印を押され、今
も隠している。
多分…旦那にも2人は見せないだ
ろう。幸せを壊したくないから。
「シャワー、浴びよ」
烙印のある腰が火傷したような感
覚になり、気持ち悪い。
あの時みたいだ…
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