龍の生い立ち

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龍は都会から離れた町で生まれた。その町は今の近代的なスーパーマーケットやコンビニなどの軒並みがたくさんあって町並みの中にたくさんの木々が生えて、なにか調和されていた。 龍の家族は祖父と両親の四人家族だった。 祖父と父は社員数人で鉄工業を営んでいた。母は家事をしながらスーパーのパートをしていた。 龍は幼い頃から家族がいないとき、友達と遊ぶとき以外、家の中でゴロゴロしてずっと家族が帰ってくるまで暇で暇で仕方なかった。しかし友達と遊んで帰る時、なにかの掛け声が聞こえてきた。その掛け声の方へ駆け寄ってみると少林寺拳法の打ち込みをしている姿だった。龍は何をしているのかわからなかったがその姿にかっこよさと真剣さに惚れた。龍治は急いで帰り家族に頼んで少林寺拳法をすることを得て入門した。 それからというもの……祖父たちの鉄工業も手伝いながらも暇さえあれば練習し少林寺拳法だけでなく小学生のうちに槍術や弓術、合気道などの武術全般に携わり、運動神経有り、身体能力が高かったのか同い年では相手にならず大人とばかり相手をしていた。高校生になると大人でも相手にならず、その武術方面のプロを相手にし、全てが達人級になり、世界大会などに出場したもの全て優勝したのだった。 そして龍は高校3年になり、またいつも通りの日々を送る……… はずだった
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