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彼女の名は、生天目エリー(なばため・えりー)人呼んで宇宙から来た女。
その名の通り、彼女は地球人の父と宇宙警察の捜査官であるブライト星人の
母親との間に生まれたハイブリッドであり中学生の頃までブライト星で育った帰国子女である。
ブライト星人は通常は、人間と変わらない容姿をしているが戦闘形態と言う
姿を持ち自分の意思で切り替えられる。
念動力や精神感応力に光線技と超能力を得意とし、宇宙でも有力な勢力として数えられる種族であり宇宙の護民官等と称されている。
性格は真面目なクールビューティーを自称しているがやや毒舌、胸が大きく
スタイルの良いわがままボディを活かせていない残念な少女だ。
情太郎を引きずり、彼の席である窓側の後ろから三番目の通路よりまで運び
引き上げて立たせると情太郎の頬をペシペシと叩き起こす。
「・・・・・・は、生天目何しやがるっ!!」
意識を取り戻した情太郎がつっかかろうとするが
「・・・・・・何をって、先生に会ってあわてて教室へ走る
あなたを叩きのめして教室まで連れて来てあげたのよ♪」
としれっと、答える。
「おはよう、情♪止めときなって。」
情太郎の隣の席から、背の低い美少年が声をかける。
「・・・・・なあ純、人の顔面にハリセン叩き込む女を酷いと
は思わないのか?」
情太郎は席に着き、左隣に顔を向けて語る。
沢城純(さわしろ・じゅん)小柄な美少年、女性声優が声を当てているかのように声も可愛らしい男である。
「情も悪いよ、運とかタイミングとか色々ね♪」
さらっと言う。
「・・・・・・友よ、お前もか。」
支持を得られず机に突っ伏す情太郎。
「まったく、高校生なんだから落ち着きを持つことね。」
ドヤ顔で決めるエリー、ひどい女である。
机に突っ伏しつつ、殺意の混じった黒いオーラを出す主人公の情太郎であった。
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