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朝の体操が終わり、1時間後に朝ごはんがあるから、
朝ごはんを作る係と1時間寝る人とランニングする人に別れた。
私は寝ようかなと思ったが、同じ部屋で寝てる人のいびきが
うるさくて眠れないから、お寺の廊下を一回りすることにした。
「…。…蒸し暑い…、水…水、オアシスはどこぉッ!?。…。」
それにしても長い廊下を1人でぶらぶらと歩いているのだが、
やはり暑い。水分補給をするには、一度庭に出なければいけない。
庭は目の前にあるのだが、日なただ…
普通、行かない…よ…。
…ガラッ
「…ッ!光秀‥さん、びっくりしましたぁ、
驚かせないでくださいよ…ッ!…ぁ、ッキャーーッ!!!!!!!」
廊下を歩いていたら、一つの部屋の戸が開いた。
そこには、光秀さんがいた。
そしたら、光秀さんは下半身にバスタオル一枚巻いた姿で出てきた。
「…んぁ?どしたぁ?何かあったかぁ…?」
私の悲鳴が聞こえたのか、曲がり角から
蒸さんが面倒くさそうに来た。
「ッッなッ!!!!!!」
バタバタバタ…
どこからか周りから早足の足音が聞こえてくる。
「…はぁ…、アレェ!?武道場で土方さんが
こっそり女を連れ込んでるぞぉ!?ッ!!(大声)」
大きなため息を一つついて、大声で言ったら、
急に足音が一度止み、私たちのいる所の反対方向へ行く早足の音が聞こえてきて、
だんだん小さくなっていった。
「…っ!、ありがとうぉ…ございま…す…」
ぽかんとしていた私はお礼を言い、蒸さんが光秀さんに近づいた。
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