尋斗
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祖母の葬式には沢山の人が集まった。 焼香になって、 俺の前で沢山の人が流れるように焼香をすませていく。 ひとりの老人がお香を手にとると、目から一粒の涙を流す。 俺には、それが簡単な、まとまった思いのある涙には見れなかった。 少なくとも、友人が死んで流した涙には到底見えなかった。 キリストが死んだとき、弟子たちが流した涙のようにも感じられた。 老人は、長々と拝み、親族に一礼し、去った。
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