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突然の出来事に俺は凍りついてしまった。
女性はリビングのドアが開く音でテレビから意識がそれ、
こちらを向いた。
そして彼女は、
「おはようございます♪」
眩しいほどの笑顔で挨拶をした。
「おは……じゃなくて!!」
危うく普通に挨拶を返すとこだった。
「き、君は誰だ?なぜ勝手に家の中に入っている?」
「私はレナ・クライスです。昨夜、あなたに召喚されました」
「昨夜、僕に召喚され……?何を言って……ッ!?」
ま、まさか昨日の画面から溢れでた光は召喚された時の……?
だけど都市伝説には友達が追加されるだけだって……。
「申し訳ないのですが、あなた様のお名前を伺ってもよろしいでしょうか?
芽愛だって何も言ってなかったし、この人はただの不審者なのか?
不審者なら早く警察に通報しなくちゃ、もしかして強盗?
「あ、あのー……?」
なんで僕がこんな目にあわなきゃいけないんだ?
もう一週間しないうちに高校生だってのに!!
「すいませーん……すいませーん!!!!」
「あぅっ!?」
突然女性が僕を押し倒してきた。
なんだ、僕はここで殺られるのか?
僕の人生こんなもんだったのか?
「おーなーまーえ!おーしーえーてー!くーだーさーい!」
「な、名前!?あ、た、高原康太だけど……」
「高原康太さん・・・康太さま!ふつつか者ですがよろしくお願いします!」
「え、何がなんなのかさっぱりなんだけど……」
どうやら僕を襲う気はないようだ。正体は不明のままだが。
さらにどうやらその正体不明の女性によろしくされたようだ。
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