第一章「都市伝説」

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突然の出来事に俺は凍りついてしまった。 女性はリビングのドアが開く音でテレビから意識がそれ、 こちらを向いた。 そして彼女は、 「おはようございます♪」 眩しいほどの笑顔で挨拶をした。 「おは……じゃなくて!!」 危うく普通に挨拶を返すとこだった。 「き、君は誰だ?なぜ勝手に家の中に入っている?」 「私はレナ・クライスです。昨夜、あなたに召喚されました」 「昨夜、僕に召喚され……?何を言って……ッ!?」 ま、まさか昨日の画面から溢れでた光は召喚された時の……? だけど都市伝説には友達が追加されるだけだって……。 「申し訳ないのですが、あなた様のお名前を伺ってもよろしいでしょうか? 芽愛だって何も言ってなかったし、この人はただの不審者なのか? 不審者なら早く警察に通報しなくちゃ、もしかして強盗? 「あ、あのー……?」 なんで僕がこんな目にあわなきゃいけないんだ? もう一週間しないうちに高校生だってのに!! 「すいませーん……すいませーん!!!!」 「あぅっ!?」 突然女性が僕を押し倒してきた。 なんだ、僕はここで殺られるのか? 僕の人生こんなもんだったのか? 「おーなーまーえ!おーしーえーてー!くーだーさーい!」 「な、名前!?あ、た、高原康太だけど……」 「高原康太さん・・・康太さま!ふつつか者ですがよろしくお願いします!」 「え、何がなんなのかさっぱりなんだけど……」 どうやら僕を襲う気はないようだ。正体は不明のままだが。 さらにどうやらその正体不明の女性によろしくされたようだ。
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