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「顔をあげて紅覇」
覇「……」
ゆっくりと顔をあげる紅覇
紅覇に寂しい思いをさせてしまったんだね
けれど一年のはずが八年……
七年の差はなんなのか……
紅炎にあえば何か分かるかもしれない
「紅覇、紅炎の所へ案内してくれないかい?」
覇「炎兄?分かった行こう」
俺は紅覇の手を握り歩き出す
昔、紅覇が泣いていたときはこうやって手を握って部屋まで送っていったのを覚えていた
チラッと紅覇を見るとほんのりと顔を赤くしていた
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