15人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
そういえば、7時まで遊んだだけだったのに、咲のお家のすごい数の使用人さんが咲のこと探しまわってたよ。
それが咲がお金持ちのおぼっちゃんだからって気付いたのもこのころ。
だって咲が、自分がお金持ちなのを鼻にかけないから。
『祢音!』
「なーに?」
『チョットさあ、算数
教えて欲しいんだ。』
「いいよ^^」
たった小学4年生のする会話とは思えない。
咲は賢い私立の中学にいくから。
私も離れたくなくて、ついていくために必死で勉強してたら、いつの間にか咲より頭良くなっちゃった。
やっぱり、お金持ちの息子は、賢い私立学校への進学は定番なんだなあ。
最初のコメントを投稿しよう!