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5歳のとき、幼稚園で縄跳びのお遊戯をやることになったとき、私だけできなくて、悔しくて何回も練習した。
自分だけ出来ないのが悔しくて、悲しくて、必死で練習した。
豆が出来ちゃって、手が真っ赤になって、痛くてわんわん泣いたら、咲が手にハーッて息を吹き掛けて
『ねおんちゃん。がんばってえらいえらい!』
って言ってくれた。
『こーやってとぶんだよ!!』
とか言いながら、となりでずっとお手本してた。
ずっと練習に付き合ってくれた。
あんまり遅くてお母さんが見に来たら、二人で公園のベンチで寝てたって。
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