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「残念だがここが魔王の城なんだから、仕方がないんだよ。さて、お前の性別が『男』だからあんまり倒したくないが、
お前が俺の邪魔をするなら仕方ねぇ。かかってこいよ!」
「そうこなくっちゃな!覚悟しろ、勇者ぁ!!」
「、、、遅い」
「え?」
俺はガーゴイルの背後に一瞬で回った。そして、ガーゴイルの肩に腕を回す。
「なぁ、俺と楽しいパーリィーをしようぜ」
「え!?この勇者、ホモ?」
「ふっ、そうさ。俺の恋愛対象は、、、オ・ト・コ!!」
「キモーイ!早くお前なんてぶっ殺してやるー!!」
槍をぶんぶん振り回してくるガーゴイル。まぁ俺には当たりませんよ。
「残念だなぁ。別に人間じゃなくても、お前カッコよかったから有りかなぁって思ったのに」
「キモいキモいキモい!早く死んでくれ。まじで!」
「ほんと残念だよ。じゃあな!」
俺はこのちょっぴりタイプのガーゴイルを倒すのに躊躇したが、剣を振り、ガーゴイルを倒した。
「さて、最後は魔王だけか。一体どんなカッコイイ魔王なんだろうなぁ」
(※決してパーリィーしたいなんて思っていません。もちろん倒します)
俺はこの高鳴る(いろんな意味で)を抑え、魔王の部屋に続く扉を開いた。
しかし、扉の向こうにいたのは、想像とは全く違う魔王だった。
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