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ガーゴイル(勇者目線だとイケメン)を倒したホモ勇者は、魔王の扉の奥に足を踏み入れていた。
「おいイケメンまお……いや、クズ魔王!早く出てこい!!そして俺とパーリ……じゃなくて、勝負しろ!!」
(※完璧魔王を倒す気のない勇者。むしろ魔王を狙っている最低勇者)
「おやおや?もしかして、まだ戦闘準備できてないのかな?俺はいつでもできてるぜ?(いろんな意味で)」
「今回の勇者はずいぶん変態な勇者だな。いいだろう。この魔王が相手をしてやる!」
部屋に響く低い声。勇者は緊張により(いろんな意味で)汗ばんだ手をぬぐい、剣と盾をかまえる。
勇者が剣と盾をかまえたのが合図だったのか、急に、ごおぉぉぉおおお!!!という音とともに目の前に炎の柱が現れた。
「いよいよ姿を現すか。さて、俺も気合をいれるか!(いろんな意味で)」
そして火柱が消え、魔王の姿が現れたのだが、、、
「、、、なんだと!?お、女!?」
勇者が見たのは、おそらく魔王であろう。しかし勇者の想像していたイケメンマッチョ魔王ではなかった。
闇色の紫がかった長髪。その頭にはガーゴイルより少し長いつのがついていた。
顔は小顔できりっとした目。柔らかそうなピンクの唇。肌の色は真っ白だった。
上半身は龍のうろこのようにごつごつした黒い鎧。しかし、胸元だけがあいていて、まぁご立派な胸が強調されている。
下半身は鎧と同じ黒いが、鎧ではなくスカートだった。足は膝上まである鎧と同じ素材の防具を身につけており、残された太ももだけが強調されている。
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