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「やべぇ!遅刻だ」
ダッダ、ガラッ..ドンと急いで走り教室のドアを開けた
「遅刻だ龍生!」と先生に怒鳴られた
「それと、皐舶!後ろからこっそり入ってもバレてるぞ」と皐舶も怒鳴らる
俺達の日常はバカみたいなことの繰り返しだった。
『龍生、今日も俺達の勝ちだな。』ボイスチャットで会話をしながらPCゲームしていた。
「勝った。今日で986連勝」勝利マークと一緒にメールが龍生のパソコンへ届いた。
『龍生悪い、桜に呼ばれたからちょっと行ってくる。』と言い、皐舶のアバターが消えた。
「誰だ…パソコンのメアド何て誰かに教えたか?」おそるおそるメールを開けると、送り主不明で内容は…
「裏ゲームへの招待をしよう…興味があるならこの場所に来てくれって、運営側からの招待か?」よくわからないが、行ってみようと思い皐舶に連絡をと考えたが
「あいつ、桜家に行ったんだった…リア充なんか置いて、1人で行くか」実際は皐舶はリア充じゃなく、今のところ桜への片思いだが
「そう言えば、いつだ」とメールを確認すると…
「明日じゃん!?」ありえねーよ!こんな急の招待とか…まぁ、間に合う距離でもあれし、暇だから行くか。
「おっと、もう一勝負ぐらいするか」と、言いながら次のバトルを始める
当たり前のように勝ち、ゲームを終了させてパソコンをシャットダウンする。
朝が苦手な俺は、早く寝るのコマンドだな…
「よし、寝るか」声と同時に電気を消して、ベットに横たわる
「うぁーあ」あくびをしながら体を起き上げ、腕を伸ばし
「時間よし!」まだ眠いが時間がないため、二度寝はしない。
午前7時、招待のやつの時間は9時半
「風呂」二度寝をしないために風呂へと走る
携帯を確認しても、あのバカ(皐舶)からのメールは着てない。
デデテテレッテ…
「風呂最高」音楽を聞きながら、眠気をとる。
午前9時
「行ってくる。…電車に10分ぐらいか?」考えながら駅に走る。
ガタンガタンと電車の中
「うぅ…気持ち悪い…」俺はかなりの乗り物酔いだ…酔い止め飲んでくれば良かったな…
ちょい、酔いながらも電車を降り目的地に向かう。
午前9時15分…ってやべぇよ!
「急げ!」もっと早めに出てれば良かったと、後悔しながら全力で走る。
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