キツネさんと私

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* * * * 『私は、涼村奈愛(すずむらなう)といいます よろしくお願いします』 「はい、では涼村さんは~… あそこだねっ!」 そう言って先生は、窓側の一番後ろの席を指さした いい席かも… トコトコと歩いてその席に向かった …と向かう途中 ー クスクスッ ひそひそっ …なに? みんなが私のことを見て笑ってるような気がした がたっ (イスを引く音) とりあえず、自分の席に座った なんか顔についてたかな? 自分の顔をペタペタ触ってみた 何もないよね? 「ねぇ、君 」 『え?』 突然前の席の女の子が話しかけてきた 「ぼくの名前は、永遠(とわ)… 君の名前は?」 えっ、さっき言ったよね? んまぁ、いいや 『奈愛だよっ、よろしくねっ!』 「あぁ、よろしく」 永遠ちゃんって、 なんか、かっこいい子だな 女の子にこんなこと言うと、失礼かもしれないけど、“イケメン”っていう言葉がぴったり合うと思う
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