キツネさんと私

『ねぇ…“灰”って人は、キツネみたいにつり上がった目で、こわい顔なんかじゃないよね？』

「あそうそう、まさにそんな感じだよー」

えっ ∑(ﾟДﾟ)

『わわたし、朝その人に会った！』

「えっ」

『しかも、睨まれたっ！』

「……君は、殺されるだろう」

…え、転校初日で死の宣告されちゃったんだけど！
殴るだけじゃなくて、殺すのっ？！
殺されちゃうのっ？！

『ででも、目が合ってすぐには
殴ってこなかったよっ！』

「奴らは先生が近くにいる時は
何もしてこないのだ」

そ、そんなぁぁ！
先生の前では、いい子ちゃんで、
先生のいない裏では、悪い事してんのかっ！

嫌な奴らだ！

キーンコーンカーンコーン～

あっ、チャイムなっちゃった

くそぅ、今度あのキツネに会ったら、睨みかえしてやr ー

バンっ!!!!

『え？ なに………っ！』

そこには、

「おい、ここに涼村って奴いるか？(ギロっ！)」

キツネさんがいた…

……Noooooooooooooぅ!!!!!!!