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結局私は帰宅部の部室に入るはめになった。中にはPCにゲーム機、本棚にはライトノベルっていうのかな?友達が読んでいたようなタイトルの本がたくさん入っていて部屋の隅にはAm○zonの箱が綺麗に棒積みされていた。部屋の中央には長机があり、ホワイトボードまである。
「さぁいらっしゃい!ここが帰宅部の部室だよ!」
ガチャリ・・・
「おいちょっと待てこら。今なにした」
「そりゃもちろん後輩君が逃げないように鍵をかけたんだよ!こうなったらもう帰宅部に入るしかないね!」
「・・・帰ります」
冗談じゃない。このままだと私の未来たっぷりの高校生活がこのへんな部活で闇へ葬り去られてしまう。今のうちに退散しないと。
「後輩君!」
「それでは」
「確保――――――――――――――!」
あれですか。私は銀行に立てこもった強盗犯ですか。そんなツッコミも出来ないまま私は何処から沸いて来たのか分からない人たちに捕まってしまった。
「まぁ後輩君、夜は長いんだ。ゆっくりその辺を話し合うではないか。」
「私が何をしたっていうんですか」
「ペンタゴンから機密情報を盗み出した」
スパン!
私はそばにあった雑誌で制裁を加えた。よく私はSだと言われるけどSってなんだろう。
「いひゃい・・・」
「先輩が変な事を言うからです。」
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