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プロローグ
ウウッ…ガゥ…
『人間どもに深手を負わされたか…わしに濡れ衣を着せるとは…』
銃で撃たれ、かろうじて致命傷は避けたが、この怪我では自分の住みかにたどり着けない。
「おい、あの大狼は見つかったか?」
と、大柄な男
「駄目だ、どこにも見当たらない…」
と、小柄な男
「聖者様の骨を盗むとはとんでもない罪狼だな…」
と、神父
「んだ…んだ…おら達の神様の骨を盗むとはとんでもないやつだ…」
と、農奴の男
「もうよい…」
「ですが…村長…」
「今日は遅い…明日の明朝…罪狼を探しに行くぞ!」
「「「おぅ!!」」」
その夜は冷たい雨だった
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