***夏休み***

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一「次は優と空我と烈な」 「はひっ!!」 空「……」 烈「……」 一「ほら、さっさと行け」ニヤニヤ 烈「チッ…後で覚えてろ」ボソッ 空「い…こ…?」 「あ…、う…ん…」 空我を真ん中にして家に入る。 はっはっはっ… ヤバい。 心臓早すぎて苦しい。 破裂して死んじゃうかも…。 ギィィィィ 「ひっ!?」 なんの音!? 空我に必死でしがみつく。 ヒタヒタヒタヒタ やだやだやだやだ… なんか来る!! なんか来るよ!! ヒタヒタヒタヒタピタッ 烈「…っ」 むりむりむりむり… だめだめだめだめ… 烈「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「ひっ!?」 なになになになにっ!? 空「…へ…?」 空我の気の抜けた声を聞いて目を開ける。 「…は?」 僕が見たのは烈が雄叫びをあげながら敵(おばけ)を薙ぎ倒し走り去る姿だった。 「……」 空「……」 え? 烈? え!? えぇ!? 「お…いて…かれた…?」 空「ん…」 うそうそうそうそー!! 烈のバカー!!
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