***夏休み***

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「これって…止まんないんだ?」 係「はい」 止まらないならパパっと乗らないとね。 僕、空我、康平、烈の順番で乗り込んだ。 「おぉー」 康「優!!あまり動かないで!!揺れるから!!」 「あーい」 ゆっくりゆっくり地上から離れていく。 康「ほら、あそこに見えるのが俺達の学校だよ」 「 すげー見えるんだー」 僕の家も見えるかな? 学校があそこだから僕の家はあのへんかな。 あ、あれだ。 僕の住む街。 大きな大きな世界の中にある小さな街。 そこにある小さな家。 それが僕の居場所。 僕の世界。 でも… あんな小さな世界… 父様に支配された世界… もう… 要らない。
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