パートとしての始まり

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私は帰るなり、求人情報誌を開きなんでもいいから、 仕事しようと思った。 なにより、無職の私は少しでもいいから、収入を得なければならなかった。 この時、私は貯蓄の大切さを心底思い知った。 あの時のボーナスをつかわないで貯めておけばと 後悔してやまなかった。 この時の私は、なによりも収入を得るのみしか考えていなかった。 本当に切羽詰まっていた。 困ることで、人間は何とかしようと必死になれると、最近読んだビジネス書に書いてあったが、 今思えば、まさにそれが、この時なんだったんだ と思う。 そして、1ページ目にあった時給700円のスーパーの仕事に目が入り、すぐさま、電話をかけ面接の予定を取り付けた。 面接は明日となった。
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