パートとしての始まり

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 土木の高校を卒業して、就職先は決まっていた。 田舎の小さな土木会社で、現場監督補佐。 当時の私は土木の学校を出たんだから、 土木会社に入ることは当たり前で、 現場監督補佐の肩書きは、 なかなかオツなものだったのだ。 世間知らずの私が、初めて地獄をみたのは、 その会社に勤めてからだった。 高校時代はアルバイトは新聞配達しか知らず、それでも、3年間きっちり勤め、 就職祝いなど、貰えるくらい頑張ってましたが、云われは苦学生のような感じですが、 学校終わってからの友達付き合いをしたくて、 時間を割くなら、 朝しかないと思い、選んだのが新聞配達だった。 高校時代は、もっぱらインラインスケートでチーム作ってみんなで、練習したり、 夜はストリートライブで、小銭稼いだりした。 おかげで、世間知らずのまま高校生活を過ごしてしまったのだ。
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