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就職してからは月に1度、達也が上京してデートをする、そんなことが4年続いた。
達也の大阪転勤を機に、プロポーズされ、承諾した。
その頃、大きなプロジェクトのメンバーに入り稼動し始めたところで、会社を辞めることには
かなり抵抗があったが、達也の
「これまで君の希望を優先した。そろそろ僕の希望もかなえてくれ」
別れも覚悟した言葉だった。
達也との別れを考えていなかった。
そんな達也の覚悟に対して、これまで仕事を優先してきた自分に反省した。
すっぱりと会社をやめて、彼についていく。
それが7年前だ。
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