僕の彼女は女神様④

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「あんた、そんな物借りてきたけど、どうやって、さやかちゃんの指のサイズはかる気?」 「さやかちゃん、寝つきいいから、寝てる時にこっそり測る」 口うるさい姉さんに訪れた沈黙で、僕は何を口走ったか気がついた。変な汗が大量に出てくる。 「姉さん、あの、あんまり想像しないで欲しい。僕だって、姉さんとお義兄さんのそういうの想像したくないし」 「そうよね。お互い様よね。はははは」 姉さんは、乾いた笑い声の後に、今日はこれで、父さんと母さんが大喜びだわなんて話を切り替えてくれた。 .
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